Copilot CLI のエージェント系カスタマイズ(スキル・カスタムエージェント・MCPサーバーなど)の利用状況を API で測定(2026年9月14日)
GitHub が Copilot CLI の利用状況 API を拡張し、スキル・カスタムエージェント・MCPサーバー・スラッシュコマンド・プラグインのエージェント系カスタマイズの利用状況を取得できるようにしました。ユーザーごと・組織ごとのレポートで、どのカスタマイズが使われているか、種類が増えているかを測定できます。
結論から言うと、GitHub が Copilot CLI の利用状況 API を拡張し、スキル・カスタムエージェント・MCPサーバー・スラッシュコマンド・プラグインの利用状況をユーザーごと・組織ごとのレポートで取得できるようになりました(2026年9月14日)。以下、取得できる列とレポートの見方を一次情報の出典付きで解説します。
本稿では、追加された指標の内容、取得できるレポートの種類、プライバシーの扱い、アクセス権限を、公式発表の一次情報だけから整理します。本文中の値はすべて出典付きで、取得日は2026年9月20日です。
追加された指標の概要
今回の API 拡張により、Copilot CLI の利用状況レポートに次のエージェント系カスタマイズの指標が追加されました。対象は、スキル(skills)、カスタムエージェント(custom agents)、MCP サーバー(MCP servers)、スラッシュコマンド(slash commands)、プラグイン(plugins)の5カテゴリです(出典: GitHub Changelog 2026年9月14日)。
各カテゴリについて、次の2つの質問に答える形でデータが提供されます。
- 最も使われている項目は何か: top_<category> 配列は、最もアクティビティの多かった最大5件の項目をリストします。各エントリには名前と、カテゴリに応じた呼び出し回数(スキル・スラッシュコマンド・プラグインスキルの呼び出し、カスタムエージェントの開始回数、MCPサーバーの接続試行回数)が含まれます。
- 何種類の異なる項目が使われているか: distinct_<category>_use_count フィールドは、異なる項目の数をカウントします。ユーザーレポートではそのユーザーが使った項目ごとに1回、集計レポートでは組織内のだれかが使った項目ごとに1回カウントされます。トップ5に入らない項目も含まれ、時系列で比較するとカスタマイズの種類が増えているかどうかを把握できます。
これらの指標により、エンタープライズ管理者はどの CLI カスタマイズが浸透しているか、どの領域にトレーニングや有効化のギャップがあるかを特定し、開発者が価値を感じている自動化への投資を優先できるようになります(出典: 同)。
レポートの種類と対象範囲
新しいフィールドは、次のレポートで利用できます(出典: 同)。
- エンタープライズと組織のユーザーごと1日レポート(per-user 1-day reports)
- エンタープライズと組織の集計1日レポート(aggregate 1-day reports)
- ユーザーごと28日レポート(per-user 28-day reports)
- 集計28日レポートの copilot_ide_code_completions エントリ(aggregate 28-day reports)
プライバシーと命名の扱い
認識された GitHub 提供の項目については名前が表示されますが、プライバシー保護のため、顧客定義の名前は表示されません。スキル、カスタムエージェント、MCPサーバー、プラグインは "Custom" のグループ名でまとめられます。スラッシュコマンドについては、Copilot CLI のテレメトリが既に顧客定義のスラッシュコマンドを "custom-slash-commands" にグループ化しているため、レポートでもそのラベルが使われます(出典: 同)。
MCP サーバーの接続試行回数は、Copilot CLI がサーバーへの接続または再接続を試みたときにのみ増加します。成功・失敗の両方がカウントされ、同じ接続済みサーバーから複数回ツールを呼び出しても増加しません。プラグインの指標は、プラグインに関連するスキルの呼び出しのみをカウントします。すべてのプラグイン操作はスキルの合計にも含まれるため、両者を単純に足し合わせることはできません(出典: 同)。
空のデータとアクセス権限
アクティビティが無い場合、空の配列とゼロカウントが返されます。カスタマイズデータが利用できない場合、フィールドは null または absence になります(出典: 同)。
実務的な視点 — このAPI拡張で何が変わるか
今回の API 拡張により、Copilot CLI のエージェント機能(スキルやカスタムエージェント、MCPサーバー連携など)の実際の利用状況を、数値で把握できるようになりました。エンタープライズ管理者は、組織内の開発チームが CLI のどの拡張機能を実際に使っているかを可視化でき、トレーニング投資やカスタマイズ開発の優先順位をデータに基づいて判断できます(出典: GitHub Changelog 2026年9月14日)。
特に注目すべきは、カスタムエージェントや MCP サーバーの利用が増えているかどうかを distinct_*_use_count の時系列比較で追える点です。GitHub が提供する項目と顧客定義の項目を区別し、顧客定義の名前はプライバシー保護で表示されない設計になっています。
関連記事: Copilot impact dashboard 機能エンゲージメント / Copilot 週刊リリース(2026年9月14日週)
よくある質問
Q. カスタムエージェントやMCPサーバーの名前はレポートに表示されますか?
表示されません。プライバシー保護のため、顧客定義の名前は "Custom" のグループ名でまとめられます。GitHub 提供の認識済み項目のみ名前が表示されます(出典: GitHub Changelog 2026年9月14日)。
Q. MCPサーバーの接続試行回数はどのようにカウントされますか?
Copilot CLI がサーバーへの接続または再接続を試みたときに増加します。成功・失敗の両方がカウントされますが、同じ接続済みサーバーから複数回ツールを呼び出しても増加しません(出典: 同)。
Q. プラグインの指標とスキルの指標はどう違いますか?どのように解釈すればよいですか?
プラグイン指標はプラグインに関連するスキルの呼び出しのみをカウントします。すべてのプラグイン操作はスキルの合計にも含まれるため、両者を足し合わせると二重計上になります。スキルの合計からプラグインの値を引くと、プラグイン以外のスキル利用が分かります(出典: 同)。
Q. このデータを表示するにはどの権限が必要ですか?
エンタープライズオーナー、支払い管理者(billing managers)、組織のオーナー、および「Copilot usage metrics」の権限を付与されたカスタムロールを持つユーザーです。組織で Copilot usage metrics policy が有効になっている必要があります(出典: 同)。
AI開発ツール速報(当サイト)は、GitHub・Cursor・VS Code など開発ツールの料金改定や機能追加を、公式発表への出典付きで最速でお届けする速報メディアです。Copilot CLI の API や管理機能は CI 運用やコンプライアンスに直接響くため、更新があったら当サイトの一覧で確認できます。
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